はじめに
最近、効きが弱い。電気代も前より高い。
その違和感、エアコンの買い替え時期かもしれません。
本記事は「買い替えのサイン」「節約額の出し方」「選び方」をやさしく整理します。
目次
- 買い替えサイン(年数・症状・費用)
- 節約効果の目安(計算例)
- 買い替え前にできる節電メンテ
- 機種選びのポイント(APF・能力・機能)
- でんぴょんQ&A
- まとめ(今日の行動リスト)
- 次に読むべき記事
買い替えサイン(年数・症状・費用)
年数の目安
- 製造からおおむね10年が一つの区切り(部品供給・効率・安全性の観点)。
症状の目安
- 設定温度までの到達が遅い/ムラが出る、異音・霜付き、エラー頻発。
- フィルター清掃後でも電気代が明らかに上昇。
費用の目安
- 修理見積が本体価格の3割超なら買い替え候補。繁忙期前の計画交換が安全。
節約効果の目安(計算例)
基本の式
- 年間電気代 = 年間消費電力量(kWh) × 電気料金単価
- 店頭やカタログの**「期間消費電力量(JIS C 9612)」**で旧機と新機を比較。
計算例(例示)
- 旧機:800 kWh/年、新機:680 kWh/年 → 差120 kWh/年
- 年間削減額 = 120 × 27円 = 3,240円/年
- ※お住まいの断熱・地域・使い方で変動。店頭の年間kWh差をそのまま掛け算すればOK。
買い替え前にできる節電メンテ
今日からできること
- フィルター清掃(月1回目安)で効率維持。
- 室外機の前後を塞がない/直射日光を避ける置き方。
- 自動運転+下向き気流、サーキュレーターで循環。
- 厚手カーテン・すきま風対策・適正加湿で体感温度UP。
改善が乏しければ買い替え
- 経年機は清掃・設定見直しの効果に限界。突発故障前の交換が安心。
機種選びのポイント(APF・能力・機能)
APFを見る
- **APF(通年エネルギー消費効率)**が高いほど年間の省エネ性が高い。統一省エネラベルの星も確認。
能力の適正化
- 畳数・断熱に合う**能力(kW)**を選ぶ。過大・過小は電気代増の原因。
節電に効く機能
- フィルター自動お掃除:目詰まり抑制で効率維持
- 人感/日射センサー:不在・日射に応じて控えめ運転
- 学習制御:使い方に合わせて最適化
【ダイキン工業 】
買うタイミング
- 春先〜初夏/秋口は価格が落ち着きやすい傾向。
でんぴょんQ&A
Q. まだ動くけど、製造10年超は必ず交換?
A. 即交換ではないけど効率と安全は落ちやすいよ。繁忙期前に点検して、修理額が大きければ計画交換が安心だにゃ。
Q. 短時間の外出は「切る/つけっぱなし」どっちが節電?
A. 立ち上げ時は電力が増えるから、ごく短時間なら弱運転の方が有利な場面も。長時間は停止が基本だよ。
Q. 失敗しない見比べ方は?
A. 店頭の年間消費電力量(kWh)とAPF、統一省エネラベルの星をチェック。旧機との差kWhに**27円**を掛け算すれば年間の差額が出るにゃ。
まとめ(今日の行動リスト)
- 年式・症状・修理費の三点チェックで替え時を判断
- まずは清掃・風の通り・遮熱・加湿で“今すぐ”省エネ
- 新機は年間kWh・APF・星を確認 → 旧機との差×**27円**で試算
- 繁忙期前に計画的な買い替えで故障リスクと高電気代を回避
次に読むべき記事
- 節電エアコン最新おすすめ5選【2025年版】
- エアコンの電気代を劇的に節約する5つの方法
- 窓の断熱シートで冬の電気代を下げる方法
出典(トップURL)
- 資源エネルギー庁:https://www.enecho.meti.go.jp
- 省エネルギーセンター:https://www.eccj.or.jp
- 家電製品協会(統一省エネラベル):https://www.aeha.or.jp
- 日本冷凍空調工業会:https://www.jraia.or.jp
- ダイキン工業:https://www.daikin.co.jp
※本記事の試算は原則27円/kWh。は参考。実コストは住宅性能・地域・使い方で変動します。


