はじめに
「電気代を少しでも安くしたい」そう思っても、電力会社を変えるのはなんとなく不安…。 そんな35歳・地方在住の主婦、山田彩子さんのような方に向けて、電力会社の切り替えによるメリットとデメリットをわかりやすく解説します。
切り替えは面倒に思えますが、最近は比較サイトの活用で驚くほど簡単にできるようになっています。 この記事を読めば、自分に合った電力会社が見つかり、家計の節約につながるヒントが得られますよ。
目次
- 電力会社を切り替えるとは?
- メリットまとめ
- デメリットまとめ
- 切り替え手順と注意点
- よくある疑問(でんぴょんQ&A)
- まとめ
- 次に読むべき記事
電力会社を切り替えるとは?
2016年の「電力自由化」により、一般家庭でも好きな電力会社を選べるようになりました。
以前は、地域ごとに決まった会社(例:東京なら東京電力)しか使えませんでしたが、 今は「新電力」と呼ばれるさまざまな会社から選べるようになっています。
電気の品質や安定性は変わらず、料金やサービスの違いで選べます。
出典:資源エネルギー庁
電力会社を切り替えるメリット
1. 電気代が安くなることがある
- 家族構成や使い方に合ったプランを選べば、年間1万円以上の節約も可能
- 一部の新電力では、セット割やキャンペーンでさらにお得に
出典:経済産業省
2. ポイントが貯まる・使える
- 楽天でんき → 楽天ポイントが貯まる
- auでんき → au PAY残高に還元
- 日常のお買い物でも使えるポイントが貯まるので主婦層に人気
3. 解約金や違約金がないプランも多い
- 契約の縛りがないプランも増えてきている
- 試してみて合わなければ乗り換えもしやすい
電力会社を切り替えるデメリット
1. 市場連動型は料金が変動することがある
- 「市場連動型プラン」は電力市場の価格で決まるため、燃料高騰時は料金が上がるリスクあり
- 「市場連動型プラン」は、昼間(10〜14時など)は比較的安くなる日が多く、節約しやすい反面、夕方のピーク時間帯(17〜20時)や寒波などの需給ひっ迫時は単価が跳ね上がることがあります。
電気を使う時間帯を意識できる家庭には向いていますが、使うタイミングを選べない家庭には注意が必要です - ただし、ピーク時間を避ければ大幅な節約も可能
2. 発電設備トラブルが不安?
- 新電力会社の発電設備にトラブルが起きても、送電網は共通なので停電しません
- 実際には地域の電力網(例:東京電力の送配電網)を通じて電気が届けられます
3. サービスや対応に差がある場合も
- 一部の新電力ではサポート体制が弱いケースも
- トラブル時の対応スピードや口コミは事前に確認しておきましょう
電力会社の切り替え手順と注意点
1. 現在の契約内容を確認する
- 検針票やマイページで「使用量(kWh)」と「料金単価」をチェック
2. 比較サイトでプランを調べる
電力会社の切り替えは、比較サイトを使うと簡単です。 電気の「使用量」と「地域」を入力するだけで、あなたの家庭に合ったプランが見つかります。
使用量ってなに?と思った方は、以下を参考にしてください。
- 電気使用量は「電気料金明細」や「マイページ」で確認できます
- 目安の使用量は、家族構成によってだいたい以下の通りです
└ 1人暮らし:約200〜300kWh
└ 3〜4人家族:約400〜500kWh - 地域は「東京電力エリア」「関西電力エリア」など、住んでいる場所に合わせて選びます
3. ネットで申込み、あとは待つだけ
- 面倒な手続きや工事は基本不要
- スマホやパソコンで5分もあれば完了
でんぴょんQ&Aコーナー
Q:電力会社を切り替えて、停電したりしないの?
でんぴょん: 「だいじょうぶだよ〜!電気はどの会社から買っても、同じ送電線で届くんだ! 発電所にトラブルがあっても、他の電気が流れてくるから停電にはならないんだよ」
まとめ
電力会社の切り替えには、料金の節約やポイント還元など、うれしいメリットがたくさん。 もちろん、プランによってはデメリットもあるので、比較サイトでしっかり選ぶことが大切です。
まずは今の電気料金を見直して、自分の家庭にぴったりのプランを探してみましょう。